コラム

矯正歯科治療中の歯磨きの注意点とは?

八幡平にある歯医者【岡田歯科医院】です。今回は矯正歯科治療中の歯磨きの注意点について説明します。

矯正歯科治療中の口腔内の変化

矯正歯科治療の目的は、歯並びや噛み合わせの問題を修正することです。治療の一環として矯正装置(ブレースやリテーナーなど)を取り付けることが多いですが、これによって口腔内の環境も変わります。ここでは、その変化とそれに伴う注意点について詳しく解説します。

装置による物理的変化

矯正装置は、金属やプラスチックのブラケット、ワイヤー、ゴムバンドなどから構成されています。これらは歯の表面に固定され、噛む、話す、食事をする際の感覚や動きに影響を与えます。特に初めて装置を装着した直後は、口の中に違和感を感じることが多いでしょう。

食べ物の取り扱いの変化

装置の存在により、食べ物のかみくだき方や、食べ物が口の中で動くパターンが変わります。特に固い食べ物や粘り気のある食べ物は、ブラケットやワイヤーに絡みつきやすくなります。これにより、食事後の歯磨きがより重要となります。

清掃の難易度の向上

矯正装置は、食べ物や細菌の隠れ家となりやすいです。そのため、通常の歯磨きだけでは、装置の隙間や細部を十分に清掃することが難しくなります。この結果、虫歯や歯周病のリスクが上昇する可能性があります。

唾液の変化

矯正装置の取り付けにより、唾液の量や質が変わることがあります。唾液は自然な口腔内の洗浄作用を持っており、その変化は口の中の健康状態に影響を与える可能性があります。

歯茎や粘膜の反応

矯正装置の取り付け直後は、歯茎や口の粘膜が装置に反応して赤く腫れることがあります。これは一時的なものであり、数日で落ち着くことが多いですが、炎症や痛みが続く場合は、歯科医に相談することが重要です。

正しい矯正歯科治療中の歯磨き方法

食後は、まず水で口をすすぐことで食べ物の残りや糖分を除去します。これにより、歯磨きの効果が上がります。

矯正装置の間や周りは、特に細かいブラシや間歯ブラシを使用して、念入りに掃除します。矯正治療中は、歯磨き粉もフッ素含有のものを選ぶとよいでしょう。

ブラケットやワイヤーの周りは、歯ブラシの毛先を斜めに当てて、上下左右に動かすことで、しっかりと汚れを取り除くことができます。

矯正治療中の口腔ケアの特別な注意点

歯茎の状態をチェックする

歯茎が赤く腫れている場合、歯磨きの際に力が強すぎるか、矯正装置と歯茎が当たっている可能性が考えられます。このような場合は、当院にご相談ください。

矯正装置のトラブルを避けるためのケア

ワイヤーが外れたり、ブラケットが取れた場合は、速やかに当院にご連絡ください。また、固い食べ物や飴など、矯正装置に負担をかける食べ物は避けるよう心掛けましょう。

フッ素含有の製品の使用

フッ素は、虫歯の予防に有効です。特に矯正治療中は、フッ素ゲルやフッ素入りの歯磨き粉を使用して、歯の健康を守るよう努めましょう。

歯磨き後のアフターケア

歯磨き後は、口の中をすすぐことで、歯磨き粉の残りや細菌を除去します。また、定期的に当院でのプロフェッショナルクリーニングを受けることで、口腔内の健康を維持することができます。

八幡平で矯正歯科治療をお考えなら岡田歯科医院へ

矯正歯科治療中の歯磨きは一般的な歯磨きとは異なり、特別な注意が必要です。正しいケアを実践することで、矯正治療の結果を最大限に高めることができます。八幡平で歯医者をお探しなら【岡田歯科医院】までご相談ください。

岡田 喜明

岡田 喜明

院長 岡田 喜明 経歴 1988年 東北歯科大学 歯学部 卒業 1988年~1991年 岩手医科大学歯学部 入局 1991年~2001年 盛岡市内で開業 1997年5月 岡田歯科医院 開業 現在に至る

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